MVPenは普通紙に書かれた筆跡を捕らえて保存しパソコンにアップロードするデバイス。超音波と赤外線の
発信機のデジタルペンと受信機(ユニット本体)で構成されている。
ペンにはSR41タイプのボタン型電池2個使用。ボールペンリフィルはゼブラ4C互換。付属のリフィルは
ゴリゴリした書き味で気に入らなかったので早速手持ちの
ラミー LM21
(青)に交換。
ペン先端のスリットが入った部分が、赤外線と超音波の発信機。この赤外線と超音波をユニット本体側で
受信して手書き文字を認識する。握りの部分の押しボタンはペンをマウスとして使う時に左クリックボタン
の役目を果たす。
ペン先端の発信機部分が視線をさえぎりリフィル先端を隠してしまう。ペン先が
紙に接しているところが見えないと神経質な人には字を書き辛いかもしれない。
従来の手書きタブレットはパソコンに接続して使うのだが、
MVPenではタブレットではなく普通紙の上部にユニット本体を固定したものを使用。(写真は
RHODIA CLIC BLOCに本体を固定したところ)
A4以下の大きさの紙であればなんでも使える。
ユニット本体はパソコンに接続して使うが、充電式電池とA4×50ページ分の手書き
メモを記憶出来るメモリを内蔵しているのでユニット単体でも使用出来る。
手書き文字をMVPenでパソコンにアップロードしたもの。特にゆっくり書くとか意識しなくても
充分に認識出来ている。
ユニット本体のNEW NOTE BUTTONを押すと次のページに移動する。
付属のMyScriptNotesで手書き文字をテキスト変換できる。おまけのソフトにしては
MVpenがNpenと誤変換されているだけで後は私の乱筆をキチンと変換してくれた。
試行錯誤の結果、
A4クリップボードに白紙を挟んで左肩にユニット本体を取り付ける形に落ち着いた。
机についているときはパソコンに接続した状態で電話のメモを取ったりするのに使い、打ち合わせのときは
USBケーブルを外してクリップボードごと会議室に持って行っている。
気に入っているところ
- 小型のユニット本体とメモ紙というコンパクトな構成。
- 筆跡の認識精度が高い。
- パソコンへのアップロード速度が速い。
- 手書きメモがパソコンで管理できるようになり行方不明の情報が激減。
もう少し何とかしてほしいところ
- リフィル先端が見えないため字を書くときにストレスが大きい。
- ペンのデザインがモッサリしている。
- マウス機能は使い辛い
- 手書き文字のテキスト変換機能がやや物足りない。(付属ソフトがlite版で
有料アップグレードも可能だがテキスト変換機能はあまり使わないと思うのでアップグレードを
していない)