針「No.10」使用の小型ホッチキスはフラットクリンチのHD-10DFが最終形 と思っていたが フラットクリンチにとじる力50％OFFのサクリフラットが開発された。
サイズはH60ｘW27ｘL83 (mm)と小ぶりだがホッチキスの老舗マックスの技術が ふんだんに織り込まれている。
まず、針装てん数は２セット100本で針の転がり防止機構付きと と小型ホッチキスとしてはかなりのもの。

従来型のホッチキスは針を押す板を真上から親指で押す形になっているから、 「針を押す力＝親指で押す力」になる。

力点1を押す親指の力が作用点1で水色のレバーをテコとして8倍になる。
次に作用点1（力点2）の力が青いレバーをテコとして1/4になる。8倍にした力を4分の１にして、 結果2倍になる。
サクリフラットはテコを2段に組み合わせることで、ホッチキス全体の長さをそのままに、 2 分の1の力で押せる仕組みを実現している。

実は力が1/2になった代わりにとじるためのストロークは2倍になっているのだが、全長が短くなって いるためあまり気にならないのもアイデアの一つ。